第1章 水曜日の淫魔【影山 飛雄】
保健室のベッドに倒れ込むような
体勢になった。
そして、その傍らで座る女子に
俺は見下ろされていた。
意外だったのは、
艶やかな黒髪だってこと。
スマホ画面には
【GAME OVER】の文字。
『君…何年生?』
無理に引っ張ったことを
悪びれる様子もなく話しかけてきた。
「い、1年だ…です。」
『ふふ…バレー部?』
「ぁ、ハイ」
『なんでここに居るの?』
「なんでって…
腹痛くて…薬を…って、もう治ってる…な」
『あー、サボりに来たんだ?』
「ち、ちがっ!」
質問をひとつする度に
ジリジリとベッドの端へ追いやられる。
ベッドに寝転んだ状態で、
後退する俺と、
それを楽しむかのように
四つん這いで追いかけてくる彼女。
ドンッ
「あ、あのっ!
もう、行かないとなんで!」
ベッドの端に到達し、
逃げ場のなくなった俺は
大きな声を出して彼女を牽制した…
つもりだった。
『まぁ まぁそんな焦んなくてもいいじゃん?』
「…//」
(む、胸…っ//)
四つん這いの彼女の胸元は
第2ボタンまで開けられていて
谷間が丸見えだった。
ゴクッと息を飲んだその時…
下半身に違和感を覚える
『これなぁーんだ?』
不敵に笑う彼女の手には
膝のサポーター
そして、着々と下半身を
脱がされていることに気づく。
(なんか、パンツとズボンずらされてる!)
「ちょ、え!?何なんすか!?」
って、いつの間にか靴も履いてねぇ!!
泥棒並みの手癖の悪さに
動揺が隠せない。
『あ、そう言えば何くんって言うの?』
俺のパンツから俺自身を取り出し、
口にくわえようとする少女。
「か、影山ですっ!影山 飛雄!」
俺は慌てて彼女を引き剥がし
その勢いで名乗ってしまった。
(って、なに名乗ってってんだ俺は!!)
『飛雄…飛雄ちゃん♡
お姉さんが直ぐにイかしてあげるからねェ』
ふっと笑みをこぼして
また俺の股間に顔を埋める彼女…
『ふーっ…』
ビクッ
息を吹きかけられて
ムクムクと元気になる俺。
「ぁっ…//」
『かぁわい。
私のことは〇〇さん
って呼んでねぇ〜』
そして、俺のソコにキスを落とす…
『チュッ…チュム……チュ…』
「ぅっ…ふ……ぁ」