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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第11章 カミュ×妻子




『私の夫の夢は、

歌で世界を変えること…

そして、それを語った
数ヶ月後、その夢に一歩近づいたんです。』


そーだったの!?!?


寿が隣でニヤニヤするなか、
俺はその場で一人、
赤面していた。

恥ずかしすぎる。//

『1ヶ月に一度会えるか会えないか
だったけれど、

私と息子が寂しい思いをしないよう
いつも気遣ってくれました。

本当に本当に、
彼は優しい人です。

ですから、
皆様……

どうか、未熟な夫を、
責めないであげてください。

こういった形で
裏切ったことは
本人が充分に反省しています。

なにぶん、自分のことを話さない人ですから

伝わらないかもしれませんが、

今でも彼は
この仕事が大好きで

皆様のことが
大好きです。

ですから、どうか
許してやってください。』

深々と頭を下げる○○。

会場に拍手が起こる。

モニターに愛島が映り、

俺に向かってこう言う。

「カミュ…
辞めないでくだサイ。
ワタシ、カミュの歌が大好きデス。
奥さんが居てもいいじゃないデスカ。」

真っ直ぐな目でこちらを見る。

俺はマイクを使って
愛島にこう言う。

「……しかし。…
もう、決めたことだ……」

こんなことを言いながら
迷っている自分がいることに気づく。


いや、ダメだ。
○○やシヲンに迷惑をかけては。

しかし、会場では


やめないでーっ!!!!

奥さんキレイ…っ//

結婚してても
大好きだよーーっ!!!!


などと、歓声が聞こえる。

すると寿が
俺の肩をトントンと叩いて
マイクを使って会場に聞こえるように

「皆こういってるけどぉ?」

と言う。
まるで、シナリオ通りとでも言うようなそのそぶりに


ため息が出る。



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