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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第11章 カミュ×妻子




**

ST☆RISHとQUARTET NIGHT
の初コラボLIVE
当日。

ドームの中はカラフルなファン達で
いっぱいになっていく。

裏では
皆がバタバタと走り回る。

俺は寿に呼ばれ、
最終確認をしていた

「……それで、

俺がこういうから
そのあとミューちゃんは
ごめんなさい。するんだよ?」

「あぁ。」

「あと、セッシーとのデュエット曲は
その後に流れることになってるから。」

「分かっている。」

愛島との曲は
俺が謝罪してから。

愛島はなにやら、
俺の縁の地から中継で歌うらしい。

MCをやっているうちに
持ち前の運動神経で
走って移動らしい。

この辺りに縁の地などあったか?

そんなことを考えながら
最後のLIVEが始まった。


**

LIVEも終盤にさしかかり
俺の引退宣言の時が刻一刻と迫る

四ノ宮と来栖、美風のユニット曲が終わり、

愛島以外の全員が
ステージに現れて
会場は異様な空気になる。

何か起こるのではないかという期待と
少しの不安が感じ取れる。

ここで、寿のMCが始まる。

「みんなーっ!!
楽しんでくれてるぅ~?」

ウィンクして
マイクを会場の方に向ける。

一斉に

きゃぁぁぁあ!!!!

という悲鳴にも似た
歓声が聞こえる。

「うんうん。
次はセッシーとミューちゃん2人の
デュエット曲なんだけど、

セッシーはなんと、
今、会場の外でスタンバイしてるんだよ!

みんなで読んでみよっか?♪
セシル~っ!!!!」

寿の進行が遠く聞こえる。
俺は最後のこの会場の雰囲気を
できる限り自分の中に保存していく。

「ハーイ!!」

全員がモニターに映る愛島をみるなか、
俺はそんな気分になれずに
少しうつ向いてめをそらす。

「じゃあそこがどこか
言う前に、
ミューちゃん…いや、カミュからの
大事なお知らせがあります。

みんな、よく聞いてあげてね。」

寿や後輩たちが影に消え
俺だけにスポットライトが当たる。

ついにこの時間がきてしまった。


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