第33章 音也×ベビードール
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30分後
ピンポーン
インターホンが鳴ったから
玄関の方に小走りで向かった。
覗き穴から音也くんを確認して、
チェーンを外して鍵を開ける
ガチャ…
「たっだいまぁぁっ!!」
ぎゅぅぅ
『お、おかえり…っ///』
扉を開けた途端
大好きな甘い香りが私を包んできて、
思わず音也くんの胸元に顔を埋める。
「…//
○○っ、あんまり可愛いことしないで//」
可愛いのは貴方ですよ!なんて心で叫びながら
『もう、準備できてるよ!
早くつくろ?』
と、音也くんのもつ袋に目をやる
「そだね!」
そう言って2人でキッチンに向かう。
なんだかんだ言いつつ
2人でいる時は、やっぱり幸せ//
それでも心にわだかまりがあるとすれば
四ノ宮くんは今、どうしてるのかってこと。