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[R18]うたプリ×コスプレ(裏短編)

第27章 日向×スク水









もう、なにを言ってもダメなのかな…








何も言わずに背後で泣く私が
鬱陶しかったのか








振り返りもせず







「こんな形で
知らされるとは思ってなかったよ。







お前も残酷だな…」







と、吐き捨てる龍也くん。







彼は私と田中くんが
付き合っていないということを








最後まで信じてくれなかった。









『だから、それは









田中くんが勝手に…!!』


弁解しようとしたけど






「でも、前に嬉しそうに
言ってたじゃねぇか









田中くんに告白された
って。」



聞く耳を持ってくれない。




『う、嬉しそうなんかじゃ…』







いつまでも食い下がる私に
龍也くんは
この会話をさっさと終わらせようと







「あー、もうめんどくせぇ。








やめにしようぜ。








俺達そんな真面目に
付き合ってたわけでもねーんだし。」








と、言い放った。







私は先生の言葉に
驚いた。









『え…………??』









どういうこと?
真面目な付き合いじゃなかった?








真剣だったのって…









私だけ?









『え、っと……









龍也くんと私って
真剣に付き合ってたよね?』








私はツーッと頬に流れる汗を
感じながら








龍也くんを見つめる。









どうか、ちゃんと真剣だって言って…









「は……っ?








俺が真剣なわけないだろう?








今まで散々お前に付き合ってたのだって
お前の好意をむげにできないから
仕方なくだ。







丁度よかったぜ。









お前がいない方が
安眠だったしな。」








そんな…、、








『りゅ…やく、』








「気安く呼ぶんじゃねぇ。」








ビクッ!?








こんな、怖い龍也くん、








はじめてで、








こんな、酷い
龍也くん








はじめてで、








頭が真っ白になった。








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