第1章 音也×セーラー服
今日はお出かけデート。
優しく手を繋いで
あまり自分のしたいこととか
言わない彼女を
あちこちへ連れていく。
デートも終盤。
やっぱり寮に帰ってきたら
俺も男になる。
彼女をベッドに押し倒した
そのときだった。
ポンッ
そんな音と共に
煙で辺り一面真っ白になる
「ゲホッ、ゲホッ、
○○ちゃん?
大丈夫??」
『ゲホッ、うん…大丈夫…』
か細く答える彼女。
煙が晴れるとそこには
『な、なにこれ…!?!?//』
セーラー服の彼女がいた。
いいんだけどね、
うちの学校ブレザーだったじゃない?
けど、俺、実は…
セーラー服派なんだっ!!!//
心のなかで神様にお礼を言う俺。
困っている様子の彼女に
「○○ちゃん…心配しないで。
多分、それ、
無害な魔法だから!!!」
手をガシッと握って
断言した。
『ぅえぇっ!?…
な、なんですか、
その意味のわからない自信は!!!//』
的確な彼女のツッコミに
脱帽したが、
そんなことも束の間で、
見たことのない彼女に
興奮する俺は
ヤバい。
もう、襲っちゃってもいいよね?
となっていた。
膝上のスカートなのか、
ベッドに座りながら見える
彼女の太ももとふくらはぎは
なんともセクシーだった。
無地の紺色の靴下も
ブラジャーの透けた
トップスも
すぐに捲れてしまいそうな
スカートも
普段絶対にしない三つ編みも
全てが
俺にとっては媚薬だった。