第1章 音也×セーラー服
今日はお出かけデート。
優しく手を繋いで
あまり自分のしたいこととか
言わない彼女を
あちこちへ連れていく。
出かけた先から帰ってきて、
寮の部屋で2人きりでいれば
俺も男になる。
彼女をベッドに押し倒した
そのときだった。
ポンッ
そんな音と共に
煙で辺り一面真っ白になる
(なんだっ!?こんないい時に…)
「ゲホッ、ゲホッ、
○○ちゃん?
大丈夫??」
俺は彼女に跨ったまま、
左腕で口元を隠し、
右手で顔周りの煙を払った。
『ゲホッ、うん…大丈夫…』
咳き込みながら
か細く答える彼女。
部屋の周りを見渡すが、
特に炎はない。
煙も晴れていく…
なんだったんだ、
と彼女に視線を戻すと
『な、なにこれ…!?!?//』
セーラー服で慌てた様子の彼女がいた。
「!?!?///」
(か、かわっ…//)
いや、いいんだけどね、
うちの学校ブレザーじゃない?
けど、俺、実は…
セーラー服派なんだっ!!!//
(なんだか知らないけどグッジョブ神様!!)
と心のなかで神様にお礼を言う俺
そして、困っている様子の彼女に
「○○ちゃん…心配しないで。
多分、それ、
無害な魔法だから!!!」
と、手をガシッと握って断言した。
(なんの根拠もないけど…)
『ぅえぇっ!?…
な、なんですか、
その根拠のない自信は!!!//』
ツッコミながら
俺の足元からすり抜けて
上体を起き上がらせる彼女。
的確な彼女のツッコミに
脱帽したが、
大好きな彼女が
理想の服を着ているという
シチュエーションに俺は興奮状態加速中。
(ヤバいよ。
もう、襲っちゃってもいいよね?)
もう、あれです。
はぁはぁしてます。
丈が膝上なのか、
ベッドに座りながら見える
彼女の太ももとふくらはぎは
なんともセクシーだった。
無地の紺色の靴下も
ブラジャーの透けた
トップスも
すぐに捲れてしまいそうな
スカートも
普段絶対にしない三つ編みも
全てが
俺にとっては媚薬だった。