第19章 セシル×バニー
「ただいま戻りまシタ。」
リビングに
いつものように
行くと
○○が何やら
段ボール箱と睨めっこ中。
「何してるのデスカ?」
『セシルくん…これなに?』
段ボールのなかを見ると…
うさ耳と…黒のパンスト…と…
まぁいわゆる
バニーガールコスチュームが
入っていたのデス
心当たりのある
ワタシは
「あ…」
と声をもらす。
『宛名セシルくんだし、
こんなの着るんだったら
衣装さんに頼むとか…』
と、説教モードに入る
ワタシの彼女。
いやいやいや、
○○、
ワタシが着るわけないでしょ…;;
「○○、
それは
ワタシが着るのではありまセン。」
と言うと
『・・・へっ???』
とんだマヌケ面で
こちらを見る○○さんは
少し残念そう。
『じ、じゃあ何のために?』
普段は大人な
年上って感じの彼女。
でも、こういう
抜けてるとこが可愛い、
ワタシだけが知っている。
「アナタに着てもらうためデス。」
ワタシはうさ耳を
彼女の目の前にちらつかせると
彼女は
真っ白になって
固まった。
そんなに、驚くことデスカ?