第14章 トキヤ+ハヤト×ナース
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翌朝
『…zZZ』
「○○さん。
起きなさい。」
『………んんっ…
ふぁい?』
寝ぼけ眼を擦りながら起き上がると、
パッと自分の体を見せるトキヤくん。
「戻りました。」
私は昨日のことを
色々と思い出したあと、
トキヤくんの言っていることを理解して
『ほ、ほんとっ、!!??
よかったぁぁっ//』
ぎゅーっとトキヤくんを抱き締める
2度とあんな思いしたくないもんね。
すると
ガチャ
と寝室の扉が空開く。
気づいたら診察室セットも片付けられている。
「2人とも
おはやっほーっ☆
目は覚めたかにゃ?」
とウインクするHAYATOさんが入ってきた。
『え?』
「おや?」
「どうする?
朝ごはんできてるけど、
目覚めのsexとか…シちゃう?」
誘うようにこちらを
見つめながら
じりじり近づいてくる
ハヤトさん。
『い、いいいいいですっ、
ご飯食べますっ。』
私はそんなハヤトさんを
さっと避けて
美味しそうな匂いのするダイニングに
逃げこんだ。
前途多難な予感です。
2人がダイニングに来る前に
ちゃちゃっと部屋着に着替えながら
((……このまま戻らないなんてこと…
ないよね…;;))
と不安を感じてしまう。
その後
ソファーで3人腰掛けながら
朝ごはんを食べた。
当たり前のように
私が真ん中。
「ん~っ…
朝から良いにおいっ//」
と私の匂いを犬みたいに
クンクン嗅ぐハヤトさん
「こ、こらっ!!
そんなに、べたべた
彼女にさわらないでください。」
「えー?
いいじゃーん!」
「ダメです!!」
「ぶー!」
私を挟んで取っ組み合いの喧嘩。
…神様
早く助けて!!
END