第13章 音也×保健室の先生
キーン コーン…
お昼休みの
チャイムが鳴ったら
ダッシュである場所へと向かう。
「コラッ!!
廊下を走るんじゃない!」
すれ違う先生に怒られても
「ごっ、ごめんなさーい!!
日向先生!!;;」
さっとかわして
猛ダッシュ
「おい、コラッ!!」
**
ダダダダタ
バァン!!!!
『ひゃっ!?!?』
その部屋の扉を
思い切り開けると
キーボードを叩く手を
びくりと驚かせて
固まる人がいる。
「先生!!」
キラキラした眼差しで
先生を呼ぶと
その人はこちらにくるりと
振り向いて
少し青ざめた様子で
『ま、またですか…
一十木さん…』
と、あきれた様子。
「はいっ!
だって俺、先生のこと
もっと知りたいもん。」
にこりと笑ってみると
『うっ…////
眩しい…///』
と日を避けるような
ポーズをとる。
『でも、一十木さん?
廊下を走ることや
扉を強く開けることは
良いことではありません。
ここは保健室ですよ?
しんどくて
寝てる子だっています。
毎日来ることは結構ですが、
きちんと、
迷惑のかからない方法でしてくださいね?』
今日は叱られてしまった。
「はーい……」
シューン…としていると
『反省したなら良いです
よしよし。』
と頭を撫でられる。
「先生…///」
俺がポーッと先生を
見つめていると
『あっ、ごめんなさ…!!////
その、家で飼ってる
犬に少し似てたから…;;//』