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落ちた一雫

第18章  アルマトラン







シバ「ねぇアルバ。どうしてマリア・・さんは昼に出てこないの?」
アルバ「マリアはね、夜の間この基地を守ってくれてるんだ。襲撃されても対応できるようにね。」
シバ「・・・夜?夜に襲撃された事があるの!?」

ソロモン「あぁ。だが、マリアが起きていたために奇襲は失敗してる。」
シバ「へぇ・・・。マリアさん凄いな・・。」
ファーラン「マリアは強いアル。ソロモンより強いかもしれないアルよ。」
シバ「えっ!!?」
ワヒード「本気で戦ってるところは見たことないな。」






















シバ「・・・あ。マリア、さん。」
マリア「・・・あぁ、シバ・・。」
シバ「珍しいね、その・・・この時間に起きてるなんて。」
マリア「今日はまだ寝てないの。」
シバ「・・・え、寝てないの!?」
マリア「クスクス)大丈夫よシバ。よくある事だわ。」
シバ「え、でも・・・えぇ!?」
マリア「・・・マンティコア族の都市は楽しい?」
シバ「!うん!!モモっていう友達が出来たの!!」
マリア「そう・・・それは良かった。(微笑」
シバ「・・・マリアさんは行かないの?」



マリア「もうすぐ行くよ。」


シバ「じゃあ、モモに紹介したい!!」
マリア「ふふっ・・・分かった。楽しみにしてるね?」
シバ「うん!」


























ソロモン「・・・何だ、起きてたのか。」
マリア「ねぇソロモン。シバちゃんはいい子だね。」
ソロモン「?」
マリア「まっすぐで、素直でさ。強くなるよ、あの子。」
ソロモン「・・・マリア?」
マリア「あの子、可愛いからちょっと心配。」
ソロモン「心配って・・・お前なぁ・・。俺はお前の方が心配だっつーの。」
マリア「そう?」
ソロモン「・・・お前だけは、ずっと側にいろ。」
マリア「わかってるよ、“お兄ちゃん”」



マリアはそっとソロモンを抱きしめた。



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