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落ちた一雫

第18章  アルマトラン









ソロモン「アルバ、マリアはどこだ?」
アルバ「お嬢様ならお部屋にいると思いますが・・・。」


シバ「?マリア??」
アルバ「あぁ・・シバはまだお嬢様には会ってなかったね。」
シバ「ここにいるの?」
アルバ「あぁ。とっても可愛い子なんだ。」



とある部屋の扉の前に立つアルバとシバとソロモン。


ソロモンはノックもせずに部屋にずかずかと入っていく。






アルバとシバもソロモンに着いて部屋に入る。





部屋は本と紙が山ほど積まれている。部屋の中央で誰かが座り込んでいる。



ソロモン「マリア、お前また寝てないだろ。」







ソロモンの声に気付いたその人。
くるりとこちらを向いてきょとん、としている。





髪は恐らく足首くらいまであるだろう長いブロンドの髪。ゆるやかなウェーブがかかっている。目はぱっちりとして、多くの人の第一印象は可愛い、であろう可愛い女の子がいた。




マリア「ソロモン!新しい魔法の術式が出来たのよ!!これなら間違いなく20人は一斉に排除出来るわ。」
ソロモン「・・・マリア。」
マリア「なぁに?・・・あら、その子は新しい子?」
シバ「あ、えと・・・シバです!」


マリア「初めまして。私はマリア。ソロモンの妹なの。よろしくね。(ニコッ」













ピス「・・・!!」
ジャ「・・・シン・・!」
シン「・・・!!」


シンドリアの人たちは少なからず、動揺していた。











アラ「・・・この人は、・・んなんだ・・・。」
アリ「?どうしたアラジン。」



アラ「・・・この人、お姉さんのお母さんなんだ。」
















モル「お姉さんって・・・まさか、レイさんですか!?」
アリ「え、ちょ、ちょっと待て・・・!まさか、レイさんも故郷はアルマトランなのか?」
アラ「ううん。違うんだ。お姉さんは“こちらの世界”で生まれているからね。」
紅炎「・・・どういう事だ?」
アラ「見てたらわかるよ、紅炎おじさん。」


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