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落ちた一雫

第17章  バルバッド








「アリババさんに、随分酷な要求したんだね。」





アリババと紅炎、紅明がいた部屋の入り口付近の壁に背を預けて立っているレイ。




紅炎「・・・聞いてたのか。」
レイ「まぁね。アリババさんお気に入りなんだから壊さないでね。」
紅明「おやレイ。彼を気に入っていたのですか。」
レイ「あのまま大きくなって王になったら、部下は大変だろうねぇ。」




紅炎「・・・それを言うためにここにいたのか。」
レイ「いいや。もう出るよ。」
紅明「・・・随分と早いですね。」
レイ「まぁ、こっちにもいろいろあるの。」
紅炎「会談には顔を出すんだろうな?」
レイ「んー・・・考えとくね。」




そう言い残すとてててーっと駆けて行ったレイ。
その先には、レイの部下だという男2人の姿。














紅明「・・・兄王様・・。」
紅炎「今はいい。」








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