第2章 新生活
朝議の時間になり、シンドバッドとジャーファルは1つの部屋の前に来ていた。
レイはジャーファルの後ろにくっついている。
シンドバッドが部屋の扉を開けると、
「「王よ!!」」
と、八人将の声が一気にシンドバッド達に飛ぶ。
シャル「王様!隠し子って本当か!?」
ヤム「ジャーファルさんって女性だったの!?」
ドラコーン「ついにか・・・。」
ヒナ「ついにシンドバッドも親だな!」
マス「・・・。」
ピス「まさか王様とジャーファルさんの子供が見れる日が来るなんて!!!」
ジャ「・・・は?」
シン「?ジャーファル、お前子供がいるのか?それに、女だったのか!?」
ジャ「そんなわけないでしょう!!!私はれっきとした男です!!」
ピス「えー!?でも私の聞いた噂は、ジャーファル様は本当は女性で王様との子供を実は作ってた!って聞いたよー!?」
シン「子供を?俺がジャーファルと!?」
ジャ「・・・あぁ。今朝の光景をみた誰かが他の人に話してそれが広がって根も葉もない噂になったようですね。」
シン「・・・はっはっは!!なるほどな・・。残念ながらジャーファルとの子じゃないぞー!」
ヤム「・・・ん?って事は・・。」
シャル「王様の子ってのは間違ってねぇのか・・・?」
シン「レイ、出ておいで。」
と、シンドバッドが言うとジャーファルの後ろからひょっこり顔を出したレイ。
ピス「きゃぁあああっ!可愛い!!あ、でも確かに王様に似てる!」
ヤム「本当ね・・・髪色も瞳の色も一緒だわ・・。」
シャル「女の子かー・・・男だったら剣術教えようと思ってたのによー。」
スパ「・・・しかし王。この子の母親は?」
スパルトスの一言によって静かになった部屋。
シン「・・・母親はもう亡くなっててな。それで父親の俺が引き取る事になったんだ!」
ヒナ「なんだ、シンドバッドも男やもめか?」
シン「その代わり、母親役はジャーファルがすでにしているけどな!昨日は3人で一緒に寝たんだぞー!」
シャル「あ、それで朝からジャーファルさん怒ってたんスね!」
ヤム「王よ・・・子供に悪影響が出るので脱ぎ癖は直すべきかと。」
シン「ヤムライハ、それはジャーファルに朝から口酸っぱく言われたぞ!」