第16章 久しぶり、だね
アラ「お姉さん!!!」
アラジンは勢いよくレイに抱き付いた。
アラ「良かった・・・元気そうだね、お姉さん。」
レイ「アラジンは大きくなったね。中身は変わらないみたいだけど。」
アラ「やっぱり僕はお姉さんが一番好きだよ。」
アリ「!レイさん!!アラジン!!危ねぇ!!」
依り代が、怒ったかのように何本もの腕をレイ達の方へと伸ばす。
レイ「怒ったってお前は私に勝てないよ。」
レイは瞬時に武器化魔装をし、アラジンを抱えたまま依り代の腕に向かって巨大な鎌を振り下ろし、切り落とす。
レイ「お前は完璧じゃないからね。」
そうレイが言うと、依り代の動きは止まった。
アラ「・・・!止まった・・!」
ユナン「アラジン、「黒いジン」を作り出して操るには誰か一人、堕転した人間の強い意志が必要だったはずなんだ。マグノシュタットの魔力炉を司るほどの人間に心当たりは?」
アラ「それは・・・きっと・・学長先生だ。」
ヤム「・・・!!」
レイ「今しかないよ、アラジン。彼に会うならね。」
アラ「・・・分かったよ、お姉さん。」
「ソロモンの知恵!!」
アラジンはヤムライハと共に依り代の中へと入って行った。
シン「・・・レイ・・。」
「随分と遅い到着だったな、レイ。」
レイ「紅炎に呼ばれた覚えはないけど。」
紅炎「呼んでいないからな。」
紅覇「レイ~!今度はいつ遊びに来るのさ?」
白瑛「久しぶりねレイちゃん。元気にしてた?」
レイ「うん。」
紅明「レイ、この前来た時に相談した案件なんですが、レイの案でうまくいきました。ありがとうございます。」
レイ「なら良かった。」