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落ちた一雫

第14章  帰還









レイ「・・・こんなものかなぁ。」
蓮「レイー兄上ー、茶を淹れたぞ。白龍が持ってきてた茶だが。」
レイ「ありがとー。」
雄「一通りは終わったな。」
蓮「相変わらず仕事が早いですね・・・。ジャーファル殿が泣きつくワケです・・。」
レイ「お父さんが仕事溜めなきゃいいのにね。」
雄「脱走癖がついてしまってはどうしようもないだろうな。」
レイ「だよねぇ・・・はぁ。」






ドタバタと廊下を走ってくる音がする。


レイ「・・・?」



バァンッと開かれた扉の先には武官がいた。





レイ「・・・何があったの?」
武官「ア、アル・サーメンが再び現れました!!」
レイ「・・・再び?どういう事?」
武官「アリババ様達が迷宮攻略に行っている際に一度・・・。」
レイ「・・・それで?アル・サーメンは?」
武官「シンドバッド王とアリババ様に死の呪縛を施したと・・・!!」
雄「・・・堕転か。」
蓮「・・・どうする、レイ。」
レイ「報告ありがとう。下がっていいわ。」
武官「は、はい!!」






雄「・・・何もしないのか。」
レイ「何もしなくたって、アラジンがいる。大丈夫。」
雄「・・・アラジンは、何者だ?」
レイ「・・・今までに実在していなかった4人目のマギ、かな。」
蓮「異例ってあるんだなー・・・。」
レイ「・・・そろそろ、かな。」
雄「・・・レイ。」
レイ「分かってる。・・・むしろ、今まで気付かれなかった事に不思議なんだよね。」















噂の種に、異変が起きようとしていた。







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