• テキストサイズ

落ちた一雫

第13章  第61迷宮ザガン






ズバババババンッ!!!




と音がして、アリババがハッと気付いた時にはすでにビョルンは分身と共に地面に伏していた。





蓮「ったく・・・。」






蓮がそう呟くと同時に蓮の元にダブルセイバーが飛んできたが、難なく蓮は受け止める。




アリ「・・・え・・まさか、投げたんですか!?」
蓮「?投げたらおかしいのか??」



























アポロニウス「どうした?空中に上がってこんのか??」
雄「生憎、俺は魔導士じゃないんでね。」
アポロ「それは残念じゃ・・・。何の抵抗もできずに死んでいくとは哀れじゃのう!!」




アポロニウスはどんどん雄に攻撃していく。



攻撃の1つが、雄の顔の包帯を掠めた。












アポロ「・・・!お主まさか・・・!!!」


雄「・・・あぁ、生かす必要がなくなってしまったな。」









地上にいたはずの雄が、アポロニウスの動揺した一瞬のスキに姿を消した。




アポロ「!何処に行った!!?」








雄「貴様の敗因は敵の実力を測り損ねた事だ。」





アポロニウスの後ろから容赦なく剣を突き立てた。




アポロ「き・・さま・・・!!」
雄「所詮貴様はあの女の玩具に過ぎなかったというわけか・・・。」

















スタンッと軽やかに着地した雄。




蓮「容赦なかったですね、兄上。」
雄「・・・おい。」
レイ「大丈夫。誰もいないよ白雄。」
雄「・・・白龍は。」
レイ「気を失ってるだけ。とりあえずシンドリアに連れて帰ろう。そしてお父さんに文句を言う。」
蓮「レイは随分とお父上に厳しいな!」
レイ「・・・そんな事ない。」























レイはモルジアナ、白蓮はアラジンとアリババを、白雄は白龍を抱き抱えてその場を離れて行った。









/ 132ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp