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落ちた一雫

第13章  第61迷宮ザガン





アラ「お姉さん・・・!!」
レイ「やぁ青髪くん。遅くなってごめんね。」
アラ「アラジンだよ・・・お姉さん・・・。」


レイ「うん。知ってるよ。“アラジン”くん。だから、アリババ君たちの事見ててね。」
アラ「!わかった・・・!」









レイ「・・・で、あの3人何?」
蓮「あー・・・闇の金属器だろ、アレ。」
雄「そうだな。」
レイ「闇の金属器・・・ふぅん。どうでもいいけど、私アレ貰うから。」
雄「・・・程々にな、レイ。」
レイ「保障はしない。」
蓮「んじゃ、俺あの剣士貰っていいですか?」
雄「ふむ・・・俺は老人か。」















ズル「あら、私の相手はまた女なの?やんなっちゃうわ!」
レイ「金属器は使わないであげる。さっさとおいでよ。」
ズル「・・・随分と甘くみられたものね!!!」


ズルムッドは複数あった腕を1つにまとめ、勢いよくレイの上に振り下ろした。



ズル「フッ・・・バカな女。・・なっ!!」
レイ「誰がバカな女だって?」




周りの地面より沈んではいるものの、レイはボルグを張った為になんともなかった。




ズル「ボルグ?・・・あぁ、なるほど。貴女魔導士なの。金属器なんて持ってないって事ね。ハッタリなんて、よくないわよ?」




そう言いながらズルムッドは全身魔装をし、レイに向けて2本の腕を伸ばす。






レイ「・・・?」




しかし、腕をレイの両サイドに止め、潰す気配はない。が、次の瞬間・・・


レイ「!!!」




レイは飛んでその両腕の間から逃れた。すると
ドォオオンッ!と轟音が鳴り響いた。






レイ「あー・・・なるほどね。両手の魔法陣で消滅させられるわけだ。」
ズル「あら、随分賢いお嬢さん、ね!!!」




ズルムッドは両腕を再びレイに伸ばす。






レイ「同じ手は二度も喰らわないよ。」





ザクゥッ!!と斬られた片腕。


ズル「あら、甘いわね!」



しかし、もう1つの腕がレイ目がけて振り下ろされようとしていた




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