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落ちた一雫

第13章  第61迷宮ザガン






レイ「・・・。」

アリ「そ、それでレイさん・・あの・・・。」
アラ「お姉さんも一緒に来ないかぃ?」







国民達にも、食客達にも伝える事なく、密かにレイ達がヴァプラを攻略してきてから数日が経った頃、シンドリアに留学生が来た。









練 白龍。煌帝国第4皇子である。






シンドバッドや八人将は彼を港に迎えに行ったが、レイは行かずに王宮で雄と共に書類を捌いていた。ちなみに、港で一騒動起きた事を知ったその日はシンドバッドと一度も口を利かなかったそうだ。


それ故に、レイはまだこの国に来ている白龍に会っていない。






それを知ったアリババとアラジン、モルジアナはレイと白龍を会わせようとしているのだ。







アラジン「白龍お兄さん、いい人だからお姉さんとも仲良くしてくれるはずだよ!」




積極的に話しかけてくるアラジンに対し、アリババとモルジアナは少し気まずそうであった。以前会った事のあるアラジンは別だが、アリババとモルジアナはあまりレイと話した事がなかったのだ。シンドバッドから話は聞いているものの、本人との接触が少ない為に緊張しているのかもしれない。









レイ「ごめんね、アラジン。今日はちょっと忙しいの。」
アラ「そっか・・・。じゃあ、お姉さんが暇になったら一緒に行こうね!」
レイ「アラジン達が修行をしてなかったらね?」




雄「レイ、すまない。少々時間を食ってしまった。」
レイ「大丈夫だよ。見つかった?」
雄「あぁ。スパルトス殿に手伝ってもらった。」
レイ「じゃあ執務室戻ろう。・・じゃあまたね、アラジン。アリババさん、モルジアナさん。」
アリ「あ、はい!!」
モル「・・・。(ぺこり」
アラ「お姉さんまたねー!」










雄「・・・いいのか?レイ。会わなくて。」
レイ「用事があったら意地でも会いに来るような子だよ。用事があったら会えるかもね。」
雄「・・・すまない、レイ。」



レイ「いつもの事よ。気にしないで。」





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