第12章 第60迷宮ヴァプラ
雄「・・・起きたか。」
ジャ「ここは・・・。」
ジャーファルが目を覚ますと辺りは真っ白だった。
蓮「やっぱ空にある迷宮なだけあって、地面は雲か!」
足元を見るとこれまた白。確かに少しフカフカだ。
ジャ「・・・迷宮って・・まさか・・・。」
レイ「行こうママ。臨時収入が待ってるよ。」
ジャ「ぜひ攻略しましょう!!そして財宝を詰め帰りましょう!!」
蓮「ほほぅ・・・シンドリアの財政はよくないと見えた。」
雄「この前も難民を受け入れていたしな。」
レイ「雄~蓮~ママ~!扉があるよー。」
蓮「へぇ・・・3つの扉か。」
“容易、普通、難関の扉、何れかをくぐれ。”
ジャ「・・・あぁ、扉に書いてありますね。」
レイ「左から容易、普通、難関・・・だって。」
蓮「こんなの決まってるだろ!!」
レイ「難関の扉開けちゃったから行こう。」
雄「奇遇だなレイ。俺も同じ扉を開けようとしていた。」
蓮「俺も!」
ジャ「なぜ難関なのですか!?」
レイ「どうせなら強い生物を倒したい。」
雄「剣が鈍っていたから感覚を取り戻したいな。」
蓮「やっぱり挑むなら難易度は高い方が燃えるなー!」
迷宮に入って行動を始めてから数十分が経った。
ザクッ!! ドスッ!!
雄「ふむ・・・部屋ごとに何体かいるのか。」
レイ「雄~・・・何で私に戦わせてくれないの?」
蓮「レイ、逆に聞くが歯止めは聞くか?」
レイ「・・・多分無理。」
蓮「この迷宮ごとぶっ飛ばされたら俺たちも困るからなー。」
レイ「・・・分かった。」
ジャ「これでこの部屋は全部ですね・・・。」
ザシュッと迷宮生物を倒すジャーファル。
レイ「・・・あ、着いた。」
ジャ「・・・この先はネクロポリスなのですか?」
雄「・・・あぁ、そのようだな。」
蓮「あ、どっちも右手ですよ扉のくぼみ。」
開け、ごま!!