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落ちた一雫

第8章  行こうかな







シン「じゃあレイ!任せたぞー!」
レイ「お父さんはあっちで泥酔してママ困らせないでね。」
シン「はっはっは!そこまで飲まないさ!!」
レイ「ならいいけど。じゃあ行ってらっしゃい、ママ、マス兄。」
ジャ「行ってきますね、レイ。」
マス「っす。」
シン「レイー?俺にはないのか??」
レイ「・・・はいはい。いってらっしゃい。」
シン「おぅ!行ってくるぞ!!」









そうして3人が出発したのを見届けたレイは王宮に戻り、ジャーファルのいない政務室で書類をこなしていた。




すると、ひらりと1枚の書類が落ち、それを拾ったレイはその内容に驚いた。



レイ「・・・迷宮らしき物を発見?」






その書類の内容はこうだ。

シンドリア近海のとある一部に近づこうとすると何故か同じ場所に戻ってきてしまう。それを不思議に思った武官の一人が海に潜って確認したが小さな魚はいるものの大きい魚、南海生物はおらず、大きな神殿のような建物が沈んでいたとの事。












レイ「・・・というわけで、私行ってくる。」

ピス「えぇぇええっ!?一人で!?」
ヤム「ダメよレイ!心配だわ!!」
シャル「王サマいねぇし・・・。」


ヒナ「でもよ・・・レイに勝てるのシンドバッドくらいだろ?」



そう、この3年間でレイは更に強くなっていた。今じゃ魔装したシンドバッド相手にでも食らいつくくらいだ。

スパ「しかし・・・。」







レイ「じゃ、行ってきまーす。その間、自分の仕事はしといてねー。」






と言いながら窓から部屋を飛び出して行ったレイ。


ヤム「あ、ちょ!レイ!!!」
慌ててヤムライハが窓の方に駆け寄ると、レイの姿はすでになかった。







シャル「・・・あー、これ、後でジャーファルさんに怒られるんじゃね?」
ピス「えーーーっ!!」
ドラ「しかし、レイ殿なら戻ってこれると思うが。」




とりあえず、ジャーファルさんの怒りが怖いらしい8人将だった。





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