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落ちた一雫

第7章  白い闇








レイが次に目覚めたのは、ちょうどお昼の鐘が鳴った頃だった。





ジャ「おはようございます、レイ。」
レイ「あ・・・。」


ジャ「お腹空いてませんか?・・・あ、それよりも飲み物ですね。」






そう言ってベッドを離れようとするジャーファルに、レイは無意識に手を伸ばしていた。

ジャ「・・・?レイ??」
レイ「・・・ママ、お仕事は?」
ジャ「今日はシンが頑張ってくれるそうです。」

と言ったジャーファルは爽やかな笑顔を浮かべていた。



レイ「・・そ、か・・・。」
ジャ「・・・いやでしたか?すみません。」
レイ「違う。」



レイはぎゅうっとジャーファルの服を握りしめて、静かに笑った。








レイ「ママが、いてくれて嬉しい。」
















この日を境に、レイは更にジャーファルにくっついて行動するようになった。














シン「えーと・・・レイ??」
レイ「なぁに?」
シン「そろそろ父さんの処にも遊びに来てほしいなー・・なんて。」
レイ「・・・お父さんがちゃんとお仕事したらね。」
シン「父さん頑張っちゃうから!!!」
ピス「レイちゃん!今度一緒に街に行こうねー!!」
レイ「うん!」




































そして、月日が流れ・・・




レイは14歳になった。

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