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落ちた一雫

第6章  日常




ピス「・・・でも、何でシトリーはそこから出れたの?服には金属器みたいなの何もないじゃん。」
シトリー「主、太ももにアクセサリーつけてますので。」
ピス「なるほどー・・・。」




シン「・・・そうか、レイはもうジンを持っていたのか・・。」
ジャ「・・・アンタ、まさかレイに迷宮に行かせようとしてたんじゃないでしょうね!?」
シン「え、ダメだったか?」
ジャ「当たり前でしょう!!!何言ってんですか!!!もう少し先ならまだしも・・・!今私達が国を離れたらマズイ事くらいわかってんでしょ!!」
シン「王様何も今すぐだなんて言ってないぞ!!!?」




シトリー「・・・あの方がママですか。」
レイ「うん。ママ。」
シトリー「うーん・・・ママは既に眷属器持ってるんですねー。残念です。」
ジャ「・・・残念?」
シトリー「まぁねー。ま、いいですけど。」



レイ「・・・ごめん、シトリーそろそろ疲れてきた。」
シトリー「あ、ごめんごめん。もう大丈夫ですよ!!」
ヤム「・・・貴方、魔力を与えられなくても具現化したままでいられるの?」
シトリー「レイ様の魔力を節約しながら具現化してるからね。」
ピス「へぇ~・・・!凄いね!!!」



シトリー「先に言っておくよ。僕は貴方の駒にはならない。」
シン「・・・!」
シトリー「僕を頼らないでくれ、レイ様のお父さん。」
レイ「シトリー・・・!」
シトリー「ごめんねレイ様。これだけは譲らない。僕はレイ様のために迷宮を出たんだ。・・・レイ様が悲しんだりしたら、僕は貴方相手にでも手加減はしませんので。腕一本は覚悟しといてくださいね。」
シン「ははっ・・・肝に銘じておくよ。」
シトリー「ぜひ。」




シトリー「・・・じゃあレイ様、また呼んで下さいね。」
レイ「うん。またね、シトリー。」







そういうとシトリーはフッ・・と姿を消した。







ジャ「・・・レイ、大丈夫ですか?」
レイ「うん。大丈夫。」
ジャ「それでは部屋に行きましょうか。みなさんも待ってますよ。」
レイ「うん。」




シン「(眷属器を持っているのはジャーファルだけじゃない。・・それなのになぜ・・・。)」



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