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落ちた一雫

第6章  日常






レイ「・・・ママ。」
ジャ「ん?なんですか??」
レイ「眷属器って何?」
ジャ「・・・あー・・金属器はわかりますか?」
レイ「・・・わかんない。」



ジャ「金属器とは、ジンが宿っている物の事です。レイのシトリーやシンのバアルやゼパルと同じようにね。」
レイ「・・・じゃあ、眷属器は?」
ジャ「金属器のジンが与えてくれた力を宿す武器の事です。」
レイ「誰にでも力をあげれるの?」
ジャ「いいえ。私のように誰かを主として認め、その人を支えようと思う気持ちがなければ与えてはくれないでしょう。」



レイ「・・・難しいね。」
ジャ「ジンたちの事についてはまだまだ分からない事だらけですからね。」
レイ「・・・眷属器、かぁ。」
ジャ「・・・眷属が欲しいですか?」
レイ「ううん、そうじゃないの。」
ジャ「・・・?」



















レイ「ママ、もったいないね。」


ジャ「・・・は?」














レイ「・・・おやすみ、ママ。」


レイはてててーっと自分の部屋に戻って行った。











ジャ「・・・もったいない、とは・・・どういう事なのでしょうか・・。」







































翌日、レイが部屋から出てくる事はなかった。




ジャ「ヤムライハ!レイの体調がよくないとは本当ですか!?」
ヤム「は、はい・・・。多分、昨日一気に魔力を放出したからだと思われます。一時的なものですので大丈夫ですよ。」
ジャ「ホッ)良かった・・・。」
シン「ヤムライハ、何か気付いた事はなかったか?」
ヤム「そうですね・・・最近魔力を一切放出してなかった様に感じました。」
シン「・・・いつくらいからだ?」
ヤム「そうですね・・・短くても3週間、くらいでしょうか。」
シン「・・・そうか。」
ヤム「ですが王、彼女の魔力の量は元よりかなり多いです。3週間も経ってない可能性も・・・。」
ジャ「・・・さすが、シンの子というべきでしょうね。」




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