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落ちた一雫

第25章  新芽









レイが目を覚ますと、そこは見慣れた煌帝国の城の天井。



慌てて起き上がって部屋を飛び出す。






「レイ様!?」





廊下にいただろう侍女が、レイが駆けて行くのを見て慌てて追いかける。







「レイ~、そんなに急いで走るとこけるぞ?」




そう言いながら廊下を全力疾走しているレイを上からひょいと抱き抱えたのは黒髪のみつあみの男の子。


レイ「ジュダル・・・!」

ジュ「そんなに焦るなって。今白雄が会談中なんだよ。」


レイ「私はどれくらい眠っていた!?あの後何があったの!?」





「落ち着けレイ。」



声のする方を見れば、そこにいたのは白龍だった。




レイ「白龍・・・。」

白龍「あの戦争から、3日しか経っていない。」




レイ「3日・・・?私、3日も寝てたの??」
白龍「あれだけの魔力を消費したんだ。むしろ3日で目覚めた事の方が驚きだ。」
レイ「・・・戦争の結果は?」
白龍「・・・見ればわかる。」





「・・・あ!お姉さん!!目が覚めたんだね!」
「良かった・・・。(ホッ」





レイ「・・・アラジン君?それにモルジアナちゃんにアリババさんまで・・!?」

アリ「レイ~!びっくりしたぜ?親子喧嘩で魔装してシンドバッドさんと戦ったんだって?」

レイ「・・・え・・?」

モル「・・シンドバッドさんなら、ジャーファルさんに怒られてシンドリアで真面目にお仕事なさってますよ。」







レイ「・・・おか、あさん・・・。」


ジュ「あー・・・わりぃ。レイ白雄んとこ連れてくからまた後で話せ。」
アラ「うん、わかったよ!ジュダルくん!!」









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