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落ちた一雫

第25章  新芽






誰もいない謁見の間に、レイとジュダル、白龍はいた。






レイ「・・・お母さん、記憶を書き換えたのね?」



ジュ「おぅ。ま、俺達が忘れてねぇけどなー。」
白龍「俺達練家の人間とジュダル・・・ジャーファル殿しか記憶を保持していませんでした。」
レイ「・・・そう、だったんだ。」



ジュ「あのバカ殿も何も覚えてなかったんだぜ?相変わらずケタ外れな力だな!マリアの魔法!!」

レイ「・・・世界の情勢は?」




「煌帝国、シンドリア、レーム帝国は停戦協定を結び、以降一切この3国による戦争はしない、と取り決めましたよ。」


白龍「!紅明殿・・・。」

紅覇「レイ~おはよ~。」

レイ「おはよ・・・。」

紅玉「良かったわぁ~目が覚めて!!」






レイ「・・・皆、ごめん。私が、シンドリアと戦争するなんか言ったから・・皆に迷惑、いっぱいかけた・・・。」





紅炎「何を言っているレイ。今更だな。」
紅覇「そうだね、今更だね。」
紅明「兄王様!?紅覇!?」


紅炎「白雄と白蓮が生きている事も言わなかったし、お前がシンドバッドの子という事も知らなかった。」

紅覇「言ってくれれば僕たちだって一緒に考えたのに、玉艶勝手に倒して煌帝国乗っ取っちゃうしぃ?」

レイ「・・・ごめん。」





紅覇「・・・でも、嫌じゃなかったよ。」
レイ「・・・!」
紅炎「嫌だったらとっくに煌帝国を無理やりにでも奪い返してただろうな。」
白龍「迷惑だなんて、思ってないですよ。レイ。」

紅玉「そうよぉ!!レイがいてくれたから、今の私達がいるんだもの!!」
白瑛「レイのおかげで、私達は今、幸せなんですよ。(微笑」





レイ「・・・みんな・・。」






紅炎「安心しろ、間違ってると思った時は迷わずお前を叩き斬るから。」
白龍「そんな事させませんよ紅炎殿。」
紅玉「そうですわぁ!」


レイ「・・・ありがとう・・。(微笑」





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