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落ちた一雫

第19章  マリア






アラ「・・・ジュダルくん、そのルフ・・!!!」
ジュ「ん?・・・あぁ、シンドバッドと同じ状態だな。」
シン「・・・!?」



「残念だがアラジン、停戦協定は結ばないぞ。」
アラ「・・・!なんで・・!!?」



蓮「結ぶ必要がないからな。」
ジュ「だなー。どうやらアルバってのは玉艶だったみてぇだし。」





会場に慌てて入ってくる兵士たち。






紅炎「・・・なんだと・・?」

ジャ「なんですって・・・!?」

ムー「何だと!?」





煌兵「お、恐れながら申し上げます・・・我が国の皇帝陛下が・・・!!謀殺されました!!!」
紅明「・・・誰です?」
煌兵「そ、それが・・・!!!」




シン「・・・第1皇子、練 白雄が生きていた!?」

紅炎「・・・とすると、貴殿は・・!!!」




紅炎はジュダルの隣にいる男を見つめる。




蓮「お、気付いたか?」




蓮は顔に巻いた包帯を取り、顔を隠していた布を捨てる。




紅明「・・・白蓮・・殿・・・!?」



白蓮「久しぶりだな、紅炎、紅明。(ニッ」









紅炎「・・・貴殿らが、皇帝陛下を?」
白蓮「まぁな。」
紅明「白龍はどうしたんです?」
白蓮「お前ら・・・あんまり白龍いじめんなよ。怒るぞ。」
紅炎「!」
ジュ「白龍に変な細工しただろ、紅炎?けど、もう外れてるぞ、あれ。」


シン「レン!・・・いや、白蓮殿、レイは今どこに?」
白蓮「あぁ、煌帝国だぞ。」
ジャ「煌帝国・・・!?」
シャル「何でまた・・・!!」




ジュ「今の俺の力なら・・・!!世界だって取れるぜ!!!」


そう言いながら杖を上に振り上げるジュダル。


白蓮「こら、ジュダル。」


ぺしっと頭を叩いて止める白蓮。



ジュ「いってぇ!!何すんだよ白蓮!!!」
白蓮「ダメだ。早々に手の内明かす気か?」
ジュ「・・・わりぃ。」
白蓮「ほら、帰るぞ。」



紅炎「待て!!!」
白蓮「じゃあな紅炎。煌帝国は貰うぞ。」



白蓮とジュダルはジュダルの空間転送魔法で姿を消した。




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