第3章 自炊担当してます。
『フンヌフーン』
澤村「楽しそうだな」
『楽しいですよ!楽しいって言うか楽しみですね!音駒戦!』
澤村「そうだな。スガから聞いたぞ?マネさんと仲良くなりたいってうるさいって」
『うるさいって…』
うるさかったかもだけど…言わなくてもいいじゃん菅原さん…。
澤村「音駒戦、楽しみだな!…あとは瑠璃と清水の飯も楽しみだな」
『!今年も頑張りますよ!!モリモリ盛りますからね!?』
一部からは量が多すぎるって言われるけど、育ち盛りの男子高生なんだからモリモリ食べろ!って言い返したな…。
澤村「西谷も、合宿には来てくれるらしいからちゃんと飯多めに盛ってやれよ?」
『ノヤッさんも来てくれるんですね!よかった!!』
ノヤッさん来てくれないんじゃないかと思ってたけど…。よかった。
澤村「それじゃあ、そろそろ片付けて解散するか!集合ーッ」
「「オースッ!!」」
『潔子さん!音駒にマネさんっていますかね!?』
潔子「どうかな~東京の学校だし、いそうな感じはするよね」
今日は潔子さんと一緒に帰宅!!潔子さんとのガールズトークが一番楽しい!
『もしいたら仲良くなってライバルだけど友達!みたいな感じを味わってみたいです!!』
潔子「瑠璃ちゃん、青春大好きだね」
『目の前であんな臭い青春見せられたらそりゃ私も青春したくなってきますよ!』
潔子「本当、澤村達ツラそうな時も多いけど何だかんだ楽しそうだよね。今はツラい時期かもしれないけど…」
…潔子さんもいろいろと考えてるんだな。ましてや旭さんと同学年で三年間ずっと一緒に部活してきてるんだし、三年生が揃ってないと潔子さんも悲しいよね…。
『…旭さんのこと信じましょ!きっと戻ってくるって!』
潔子「そうだね」
まったく…旭さんって人は…!菅原さんやノヤッさん達だけじゃなくて潔子さんまでも悲しくさせるなんて…!
なんて罪深い男なんだ…!
潔子「合宿のご飯、今年も頑張ろうね」
『!そうですね!量が多くて大変ですけど…頑張ります!!』
旭さんのことも心配だけど、この前、伝えたいことは伝えたし、戻って来てくれると信じて…。
合宿でのご飯作りを頑張ります。何気一番大変なので…!