第2章 幼馴染してます。
無事、トイレに行くことができ、日向君もトイレから帰還できて、現在は体育館でアップをとってます。でも…。
澤村「日向、緊張しなくて大丈夫だからリラックス!」
日向「ハイッ!リラックスがんばりますっ!!」
…日向君、緊張しすぎて大地さん困ってるよ。
澤村「なあ!マネから1年に気の利いた一言ない!?」
『え!?そんなこと言われても…』
潔子「瑠璃ちゃん、よろしく』
『えぇ!?』
潔子さん…ひどい…。
『あー…じゃあ…』
でもここは大地さんと潔子さんの頼みだから!何でも言うこと聞きますよ!
『日向君!』
日向「あ、瑠璃さん…」
げ、元気ないし顔色悪いけど本当に大丈夫なの…?
『え、え〜っと…試合!頑張ってね!応援してるからね!』
日向「はい…」
……なんか、泣きたいです。テンション高めに言ったのにこの返しは…日向君、私恥ずかしいよ。
『潔子さん…お役に立てずすみません…』
潔子「…分かった」
潔子さん頼もしいです…。潔子さんの後輩になれてよかったです…。
潔子「…ねぇ、ちょっと」
日向「?」
潔子「期待してる」
日向「///////」
待って。反応違いすぎない?ねぇ日向君、違いすぎない?
澤村「トドメを刺してしまった。スマン日向」
『大地さん、私ってそんなに魅力ないですかね?潔子さんまでとは言いませんよ。潔子さんに何万倍も劣るのは分かってます、というか同じ土俵に立ててるなんて思ってもみませんよ。でも、先輩のマネさんから応援されたらちょっとはドキッとしません?いや、ドキッとしてほしいとかじゃなくてですね 澤村「分かった分かった」
『絶対分かってないですよね!?』
傷心してる女の子にその態度はないですよ大地さん…!自分でもウザいなとは思ったけど!
澤村「はいはい瑠璃にもちゃんと魅力はあるぞ」
『棒読みありがとうございます』
……潔子さんになりたいです。