第1章 マネさんしてます。
潔子「さ!そろそろ行こうか!」
『はい!あ、荷物私が持ちます!!』
潔子「え?いいよ別に。重くないし、しかもいつも持ってもらっちゃってるし」
『ダメです!!私に持たせてください!!お願いします!!』
潔子「……なら、これお願いしようかな」
『はい!!』
潔子さんから、ウキウキと荷物を受け取る。
私が荷物を持たないと後で私が、潔子さん親衛隊に怒られちゃうからね……とは言っても私も潔子さん親衛隊の一人なんだけども!!
潔子「みんな揃ってるだろうから行くよ〜」
『は〜い。……あ、そういえば新しい部員入って来そうですか?』
潔子「あぁ、うん。今のところ二人入ってくるよ。澤村達から聞いたんだけど、一人はすごくバレーが上手な子らしいよ」
『へ〜!じゃあ、今年の烏野はいいとこまで勝ち進むかもしれないですね!』
潔子「そうだといいね」
『優勝したり!』
潔子「え〜」
マネージャー二人で世間話をしながら、バレー部が使っている体育館へと急いだ。