第2章 幼馴染してます。
『うん!みんな良い笑顔~!』
日向「あざーっす!」
『後でみんなに送るね!』
山口「あざっす!」
うんうん、山口君良い子!
『……あ、そういえば連絡先知らないや』
日向「じゃあ後で瑠璃さんのLINE教えてください!」
『うん!じゃあみんなの分も後で教えてもらうね!』
日向「おっす!」
月島「僕は写真いいです」
『え、私とLINEしたくないってこと…?』
こ、これは…間接的とは言えかなりショックだよ…。そんなに私のこと嫌いなの、ツッキー、ツッキーって呼ぶから?嫌いになった?
月島「そうじゃなくて…写真、は、いいですってことです」
『なんだ!そういうこと!…でも写真は貰っておいた方がよかったな~って後で後悔するよ?大人になってからとかさ~』
田中「そうだぞ~青春の時期なんて今しかないんだからな!」
月島「…別に青春してないです」
『まぁ強制的に送っておきます!』
月島「…ありがとうございます」
ツッキーは面倒臭そうにしてるけど、絶対後で後悔するからね。だからツッキーがちゃんと写真を保存するまで送り続けてやろ!
影山「おい日向!休んだか!?休んだな!もっかい速攻の練習すんぞ!」
日向「オオッ」
影山「田中さんボール出しお願いします!」
田中「ゲッもう動くのかよ!?」
…この二人はどんなスタミナ持ってんの。田中頑張れ。
影山「早く実際の試合で試してぇな…」
日向「練習試合…!」
『練習試合か…すぐに大会はやってくるもんね~』
澤村「確かに、そろそろ練習試合組みたいよな…でも…」
『そう簡単には組めませんよね…って、何か足音が…』
大地さんと喋ってたら、外の方からドタバタと走ってくる足音がすると思ったら…。
武田「組めた!!練習試合っ!!相手は県のベスト4!青葉城西高校!」
せ、先生、今なんと…?
菅原「青城!?どうやって組んだんだろ…」
『…青城、と、練習試合…え…』
月島「なんであんな強豪校と…」
『………青城…』
武田先生、よくもそんな高校と試合を組んでくれましたね……。