第1章 マネさんしてます。

つ、疲れた……授業終わった途端に友達から及川徹について根掘り葉掘り聞かれて……ぐったりだよ……。


それを乗り切り！！やっと！！部活……！！


……でもしんどいものはしんどい。



澤村「どうした瑠璃？疲れてるのか？」


『え！？い、いや！？ちょっと今日体育がスパルタでー……』


澤村『あの体育の先生厳しいもんな』


『そ、そうなんですよ〜』


すいません大地さん。嘘つきました。べ、別に本当のこと言ってもいいとは思うんだけど……。


田中菅原「ふ、あ〜〜あ』


澤村「眠そうだなお前ら」


盛大なあくびをする田中と菅原さん。そしてそれを見つめる澤村さん。


菅原「えっそぉ！？勉強のしすぎかなァ〜？」


田中「おっ俺も勉強のっ」


いやいや、田中に限って勉強のしすぎはないでしょ……。


澤村「まぁ良いや。今日から入部の一年紹介するよ」


？「よろしくお願いしまぁーす！」


……………で、でかい。


月島「月島蛍って言います」


山口「山口忠です！」


………や、山口君もでかいはずなのに、月島君のせいで高さが感じられらない。


菅原「ふ、二人とも身長何cm…！？」


山口「俺は179cmでツッキーは188cmです！」


月島「何で山口が言うの」


山口「ごめんツッキー！」


菅原「……高いなぁ二人とも」


田中「お、俺よりかなりデケェなんて……」


『た、田中は私から見たら身長高いよ……！』


菅原「俺にフォローはないの」


『も、もちろん菅原さんも高いです！！』


菅原「ありがとな」


菅原さん……笑えてないです……。怖いです……。


澤村「さ、嘆き終わったら練習始めるぞ。月島と山口の希望ポジションはMBらしいから背が高いし戦力になるぞ、はい、練習練習！まずストレッチなー」


澤村さんの一声でみんな輪になってストレッチを始める。


あの一年生……みんなと並ぶと余計大きく見えるな……。ガタイは他の人の方がまだ大きいけど……あの二人は縦に長い……。



潔子「ごめんね瑠璃ちゃん……！遅れちゃっ……」


『あ！潔子さんおはようございます！」


潔子さんは走ってきたのか、息を切らして登場してくださった。


潔子「あの背の高い二人は……」


『新しく入った一年生らしいです……」