第4章 音駒バレー部のファンしてます。
アップも終わり、ついに音駒との試合が始まる…。
あ、翔ちゃんうずうずしてすごく嬉しそう…!
澤村「正直言って俺達は顔合わせたばっかの面子でデコボコでちぐはぐで、しかも今日がこの面子での初試合」
澤村「そんで相手は未知のチーム。どんな戦いになるかはわからない。壁にブチ当たるかもしれない。でも、壁にブチ当たった時は、それを越えるチャンスだ」
澤村「行くぞ!」
「「ぅオス!!!」」
だ、大地さん痺れる……さすが主将だ…。
「音駒高校対烏野高校練習試合始めます!!」
「「しアス!!」」
「「しアース!!」」
…………。
潔子「瑠璃ちゃん、大丈夫…?」
『な、なんか、き、緊張して…』
只今絶賛心臓バクバク中です。だ、だって…音駒ってレシーブ凄いって聞いたし、しかも黒尾さん……試合出るし、なんか…ダブルでヤバイというか…。
潔子「楽しみだね」
『は、ハイ!!』
ピーッ
試合開始の笛が鳴った。あ、研磨君がサーブなんだ!
ボッ
『う、研磨君うまい…』
菅原「だな…威力はあんま無いけど角ギリギリ…」
田中「旭さん!!」
東峰「オーライ…スマン!ちょい短い!」
西谷「旭さん一ヶ月もサボるからっ」
東峰「スミマセン!」
…もうちょっとオブラートに包みなよノヤッさん。
澤村「影山カバー!」
影山「ハイ」
キュッ…キュッ…
ドパッ
……わ、わぁ。飛雄ちゃん早速翔ちゃん使って速攻を…。
「すげぇっ速ぇっ何!?」
「あんなトコから速攻…!?」
飛雄ちゃんの思い通りの反応しちゃってくれてますね音駒さん…!
澤村「田中ナイッサー」
『田中ナイッサーいっけー!』
田中「行ぐぞラァ!!」
菅原「おっ良いコース!多分まぐれだな、田中だし」
菅原さん…声出てます…。
『!?わ……す、凄い…』
菅原「完璧に返したな…」
難しいコースだったのに、完璧にセッターの研磨君のとこに返った…!!
「ダッシャイ!!」
ボッ
『ノヤッさん…かっこいい…!!!』
よし今度は烏野の……
ゴッ…ドシッ
『旭さんナイス〜!!』
二点目!!…と、というか、やっぱり音駒のレシーブ凄い…かっこよすぎる…。
他の人もそうなのかな…!?