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古きパートナー

第7章 連続の厄日


仁「5つも買うとはな」

『2つはローテーションで使います。1つは雨の日などの悪天候で乾かなかった時のためです』

柳「では、残りは予備か」

『そうなります』

仁「予備の予備か」

幸「ねえ、あれ」

前を歩く幸村君が何かを見つけたようだ

男1「なあ、お茶くらい、いいじゃんか」

?「ごめんなさい、人を待っているので」

男2「男でも待ってんのか?」

?「そ、そういう訳では」

三つ編みを2つ下げている女の子が

男2人にナンパされている

柳「精市、あの子は確か」

幸「うん、青学の子だったね」

仁「青学は東京じゃろ、ここ神奈川ぜよ」

どうやら3人は知っているみたいだ

『どうしますか?』

幸「白川君、助けに行ってあげてよ」

『僕でいいのでしょうか?』

柳「精市、何を」

幸「さあ、早くしないともっと人が集まるよ」

知ってて言ったな

『わかりました』

僕は現在ナンパされている女の子の元へと向かった

『待ちましたか?』

?「え?」

男1「なんだよ、俺達が最初に誘ったんだぞ」

男2「オメーはどっか行け」

『はぁ、町中でそんな事をしないでください。さあ、行きましょうか』

?「は、はい!」

男1「待てよ」

男は僕の肩を掴んだ

『なんですか?』

男1「そいつを置いていけ」

『知り合いを置いて行く訳には行きません。彼女は此処が初めてですから』

?「え?」

男2「素直に置いて行けって言ってるだろう!」

男が殴り掛かってくる

僕は避けて男の腕を掴んで後ろに回した

男2「イテテテテッ!!!」

『僕は今、不機嫌なんです。では、行きましょうか?」

?「はい!」

僕は男の腕を離して近くの公園に歩いた

?「あの、さきほどはありがとうございました」

『別にいいです。いつまで隠れているのですか?』

後ろから3人が現れた

仁「相変わらずじゃな」

『相手から来たのです』

柳「そうだな」

幸「大丈夫だったかい?」

?「あ、はい、大丈夫です。あの、立海の......」

幸「そうだよ」

?「あ、ありがとうございました!」

柳「確か、竜崎桜乃だったか?」

桜「は、はい!」

知り合いだったみたいだ

確か青学って言ってたな

去年の全国大会で負けた相手だったような

まあ、僕には関係ないか
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