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古きパートナー

第7章 連続の厄日


仁「まさかお隣さんとはな」

厄日の日数が増える増える

仁「厄日だと、思っちょるか?」

『わかっているのであればよかったです。それでは』

仁「待ちんしゃい」

僕がベランダから帰ろうとしたら止められた

仁「明日空いとるか?」

明日は部活のない日だ

『明日は服を買いに行くだけですが』

仁「なら付いて行ってもええか?」

『何故ですか?』

仁「俺の暇潰しじゃ」

仁王君は笑って言う

『構いません』

仁「最近、素直になったのう」

素直になった?

僕が?素直に??

仁「何時に行くんじゃ?」

『9時には出ます』

仁「了解ナリ」

僕はベランダを

仁「おやすみ」

『おやすみなさい』

後にした






?「殺人鬼!」

?「殺人鬼!!」

僕はいじめられていた

学校が終わると体育館倉庫裏に連れていかれた

毎日毎日毎日毎日

?「なんで生きてんだよ!」

?「さっさと死ねよ!」

毎日懲りずに10人くらいの男女に

殴られたり、蹴られたり

毎日受けていると悪い耐性が出来てしまう

日に日に痛みが消えていく

初めて会った時は優しく接してくれた

昨日何の番組見たー?

昨日の晩御飯おいしかった

などなど

でも、僕が殺人鬼と知られた次の日は

友達なんて呼べる人なんて居なかった

いじめを受けているとわかった都美子さんや誠さんは

何回も転校させた

それでも一緒だった

光なんてどこにもないんだ

友達なんて居ないんだ

人間なんて

いつか必ず裏切る生き物なんだ

だから僕は他人に接しない

もう、こんな思いをしたくないから

僕は、1人なんだ






起きれば6時半過ぎだった

布団が濡れている

『洗いますか』

僕はベットから降りシーツを剥して

洗面所に向かう

洗濯機にシーツと寝間着を入れてスイッチオン

そのままシャワーを浴びる

最近こういう事が多い

風呂から上がって時計を見る

『7時過ぎましたか』

テレビを付けてニュース番組にする

今日はトーストを焼いて目玉焼きを乗せる

電子レンジでホットミルクを作り

適当なサラダを作って

テーブルに並べる

テレビを見ながら何気なく朝食を食べる

皿を洗い洗面所に向かう

ピンポーン

インターホンが鳴った

誰か来たのか

僕の部屋着はジャージだから問題ない
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