第1章 *始まり*
まぁあの先生にはギャップがある、ということが今わかった。
次はテスト。
開始は10:00
今の時間は09:55
かなりギリギリまで先生は話していた。
だからといって何が出るのかもわからないから勉強なんてできない。
「ねぇねぇキミー」
「…はい。私ですか?」
「そうそう!私、神薙 つばさです!よろしくっ」
「よろしくお願いします。あっ、私は三神 帆乃です。」
「うん!三神さんもハガキ?」
「うん。てか名前で呼んで?名字だと慣れてないから…」
「あ、ホント?私もなんだーww
じゃあ私のことも名前で呼んでよ!ねっ?」
「うん!」
今日、先生以外の人で初めて話した。
つばさはいい人っぽい。
こんな感じで話してたらギャップがある先生が
「テストを開始するので、部屋を移動します。」
と言うと同時に右側のほうが開いた。
「開いたところからまっすぐ進んでください。
そしたら教室があるので」
しょうがない。ここまで来たんだから私は生き残らなきゃ。
絶対この学校に入学してやる!!