第1章 *始まり*
「え?魔法少女って何?ふぇっ?」
思わず変な声が出てしまった。
「まぁ説明しますと…」
パニクっていた私に田中さんは丁寧に説明してくれた。
-説明-
世界中の頭悪い人を調べ上げて、育て上げれば急成長すると思われる人にハガキを送り、来たら育てる。
なぜかって?まぁこの世界では色々ありまして…。
三神さんには最初は魔法について学んでもらい、次は…これも色々学ぶことがあるんですよ。
-説明-
「とりあえず…頭が悪いんだから他のことで役に立て!ってことですよね?」
「はい…簡単に言えば」
「まぁ、拒否権は「ないですよ?」」
「そーですよねー。」
「はい。ここまで話したんですから。もし拒否するようなら…実験体として有効活用させていただきます。」
田中さん…そんなこと言いながら笑顔にならないでほしい。
でも拒否権ないし、魔法とか楽しそうだし…
「実験体にはなりたくありませんし!」
「話が分かる人でよかったです」
と、田中さんはまた完璧な笑顔をこちらに向けてきた。
その笑顔、かなり卑怯だろ。