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魔法世界

第4章 *魔法少女*


「で?なにをしたんだ」
「それは…」

-フランの回想-

この頃主の元気がない。
その理由はわかってる。
あの出来事には同情してる。
でも、だからと言って毎回あんな感じだったらここでは生きていけない。
主に死なれるとそのペットになった生き物も死ななければいけないからそれだけは回避したい。
そこで我はある“噂”を耳にした。
『倉野という生徒が前、科学者をしていた』
という噂を。
当てにはしてない。
だが何か相談すれば変わるかもしれない。
と思い倉野のペットに話してみた。
あいつの名前は…忘れたが話が分かる奴だった。
聞いてみると言われ、放置されていた。
やはりあいつに頼んだのは駄目だったか…
と思ってる今日の朝、倉野のペットが部屋に入ってきて
「薬が完成した」
と一言だけ言いそのあとに倉野が入ってきた。
「この薬を飲ませれば

一時的だけど殺しに抵抗しないでできるようになる。」

と言った。
今の主は武器を持っただけで足がすくんでしまうが
その薬を飲めば普通になるらしい。
前の主のようになるらしい。
そんな薬を飲ませるのは嫌だったが主に死んでもらうのは困る。
だからこの薬を作らせたんだ。

-フランの回想-

「……そんなので私の意思が捻じ曲げられるの?
そんなのは嫌だ。」
「でもそうしないと主も死ぬ。そして我も死ぬのだ。」
「っ…………そんなの…も嫌だ」
「だったらこの薬を飲むのだ!」
「そんなのしなくても…私は…………私はできる!!!」
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