第4章 *魔法少女*
朝起きるとフランが手紙を銜えていた。
「フラン…何それ」
「手紙だ」
「見ればわかるよ」
「倉野からだぞ」
「えっ?」
倉野さんは私が勝手に決めたライバル。
その倉野さんが手紙を渡してきた。
フランから受け取るとこんなことが書いてあった。
『三神さんへ
いきなりの手紙で申し訳ございません。
あなたは私が唯一認めた生徒です。
ですがそのあなたがこの頃元気がなくて
いつか倒す相手として認めた私が恥ずかしいです。
なのでその犬らしき生き物にある薬を渡しました。
手紙が読み終わったら是非飲んでください。
あなたの役に立つと思います。
倉野より』
そうするとフランが緑の液体が入った瓶を差し出してきた。
「これを飲め」
「…明らかに怪しいよね」
「匂いを確認してやったが毒物ではなさそうだぞ」
「だからって飲むかよ。普通。あいつは私に興味がなかったはずだ」
「そうなのか?」
「フラン…なにをした?」
「なにも…してない…ぞ?」
「そろそろ怒ってもいいのかな??」
「ああああーーーーーー…わかったわかった。
言うから何もするのでない!!」