第4章 *魔法少女*
テストが終わり、本格的に魔法少女などについて
学び始めた。
私はそんなことに頭が働かなかった。
ずっとボーッとしている。
教室内でも
食堂でも
…寮の中でも。
そんな感じに過ごしてたらフランが
「主…この頃元気がないように見える。」
「え…気のせいだよ」
「気のせいじゃない!」
「うるさいよ、フラン」
「そんなに…あの《つばさ》のことが…」
「つばさの名前を私の前で言わないでっ!!!!!」
「っ…ごめん。主…」
「あ、ごめん」
こんな感じの繰り返しだった。
そしたらある授業のとき、先生が
「そろそろ魔法少女の服とか武器を配るからなー。
明日ぐらいかなー」
今は武器なんて
持ちたくなかった。