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魔法世界

第4章 *魔法少女*


2度目のテストから私は何度も先生たちに問い詰めた。
つばさはどこに行ったのか。
これだけをずっと、ずっと聞いていた。

先生たちは最初は言ってくれなかった。
でも、何回も聞いていくにつれ先生たちは言う。

『あれはテストだから

しょうがない』

『つばささんはテストで死んだから

しょうがない』

全員

『しょうがない』

で、終わらせる。

もう、そんなことしか聞けないなら
と思い、先生たちを問い詰めることは
やめた。

こんなことしても
無駄
だった。

先生たちは
テストで死んだら

いや、この学校の中で死んだら

『しょうがない』

としか言わない。

私も死んだら
それしか言われないのだろうか…。
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