第2章 *テスト*
何分待っても動きなし。
何分待たせるんだろう。と考えてたら
「はーい皆さんお待たせいたしました!
皆さんのテストの結果から教室をこちらで勝手に決めさせていただきました!今から今見ているテレビに、教室番号が出るので、わかった人から移動してください!」
と言うと画面が変わり
『三神帆乃様の教室番号
1‐A教室』
1‐Aか…どこかが頭いいクラスとかにはなってないのかな…って考えながら席を立ち表示されていた教室へ向かう。
*教室*
教室に着いた。
机には名前が書いてあり私は2と書かれた机だった。
前には私の隣にいた奴。
もう1回私は
「あっさっき隣だったよねー」
「…すみません。覚えておりません」
ムカッ…さっきよりも冷たい態度で返された。
何なのあいつは。
でもたぶん、いや絶対私はコイツに負けてる。
その自信だけある。
『ガラガラッ』
ん?
「皆さんこんばんわーって言っても外見れないからわかんないよねー。まぁ今の時間は夜の10:30です!」
テストとかに何時間かけてるんだよ。
「あぁーこの席順は頭いい人から順になってるから。
ってか1‐Aって一番頭がいい人集めた教室だから。
まぁ今日の入学者だけだよ。」
今日の入学者だけ…ってことは他にも頭がいいやつはいるんだ…どうしよう。
こんなんじゃ1番になれない。