第1章 壱
「話が変わるんだけどさ、
あの奥村先輩ともう一人…ってか人?誰?」
フシンシャ?
フホーシンニュー?
頭に??を浮かべている悟空に
苦笑いする。
「うーん…一応人間、だと思う。
不審者…は否定しやんけど。
…ってか、今日はレンジ先生来るから
町の人たちも特別に入れる、って朝の会の時
ゆってたやろ?」
聞いてなかったん?
優衣が聞くと悟空は引っ付いていた
体を離すと、
少しの間沈黙し
「…、……。…ん、と忘れてたっ♪」
えへ、
と舌を出した。
そんな悟空を見
「…はあ…(汗)
こりゃあかんわ…。」
何だかコントの様になってしまった
二人の会話と悟空の天然ボケ(?)さに
ため息を吐いたのだった。