• テキストサイズ

続・厄介な天帝さん

第1章 1話


そして、試合当日。

うちはインハイ予選の準決勝をスムーズに決めあとは決勝の相手をまつのみだった。

突然白のユニホームを着た大男が緑間くんの元へやって来た。
「お前が緑間か」

緑間「…君は誰なのだよ。」

高尾(知ってるくせに笑笑)

緑間「むっ。握手か。....っな!」

緑間くんが握手かと思い、出した手には何やらマジックで誠凛10ばん火神大我と書かれていた。

火神「お前を絶対ぶっ倒してやる!!」

緑間「ふんっ。お前がなんと言おうが俺が勝つのだよ。まぁ、それ以前の問題なのだよ。」

火神「な、それはどういう意味だ。」

高尾「お前知らないのか?以前、うちにトリプルスコア
でズタズタにされてるんだぜお前の先輩さん。」

緑間「時代は繰り返されるのだよ。」

「過去の結果からわかるのは予想だけです。やってみなければわからないことだってあります、緑間くん。」

緑間「むっ。…黒子か。まぁいい、お前のその考えがどれだけ甘いか教えてやろう、決勝まで来い。」

そう言って緑間くんたちは秀徳チームの控え室に帰って行った。

私「久しぶり、黒子くん。」

黒子「お久しぶりです。山吹さん、秀徳に行ったんですね。」

どことなく重たい雰囲気に押しつぶされそうだ。
それもそのはず、黒子くんとはあの日以来今日まで会わなかったからだ。

黒子「すみません、あの時の返答はまだできません。ですが君もここにいるということは僕と同じ考えに至ったということですか?」

私「そうかもね。…黒子くん決勝で待ってる。」

黒子「はい。必ず僕もそこへ行きます。」

彼の読めない目には少しだが硬い意志が見えた。
あの日の事を私は誰も責める気はない、彼は変わるべくしてそうなったと思ってる。
なら、それも変えてしまったらいい。
それだけのことだ。

「今の子は黒子の彼女?」

「いえ、中学の同級生です。それに彼女には彼氏がいますよ。」

「そーだよな、監督よりも胸でかくて可愛いもんなー。」

「小金井くん帰ったらメニュー10倍ね。」

「えぇ!!」

黒子くん達誠凛は苦しいながらも、何とか勝ち上がりついに決勝まで上がってきた。


/ 100ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp