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続・厄介な天帝さん

第1章 1話


その日の帰り道。
緑間くんはおは朝グッズの収集に行くとかなんとかで1人で勝手に帰ってしまった。
残された私は緑間くんが代理人にと立てた高尾くんと帰宅を共にすることになった。

高尾「真ちゃんて昔からこうなの?」

私「さぁ??小中高一緒だけど初めて知ったのは中2からだったからね。」

高尾「ふーん。つーかさ、前から気になってたんだけど山吹ちゃん何でマネージャー何てやってんの?」

私「さぁね。」

高尾「前な、クラスの女子が山吹ちゃんがバトミントン超うまいって言ってたぜ。」

私「…まぁバトミントンは楽しかったけど、何ていうのかな。私は頑張ってる人の姿をそばで応援してあげる方があってる気がしたかな。」

高尾「それで、真ちゃん追っかけて秀徳?」

私「それは違うよ!!秀徳はたまたま!!…帝光の時にもうちょっと側にいてあげられたらって思った。…それだけなんだよ。」

自分の見ていないとこで勝手に何かを進められても私は部外者で終わらせてしまいたくない、それが私のあいつと約束した答えの全て。
高尾くんには少し理解してもらえなさそうだけど彼のことだから察してくれるだろう。

高尾「あー、なんつーか愛だな。そいつ愛されてんなぁ……真ちゃんに山吹ちゃんて今まで彼氏いたのか聞いたけどそういうことか。」

私「どゆこと??」

高尾「えぇ、秘密。」

私「まぁいーよ。今の私には関係のないことなんだから!」

そうだ。あいつだって私のことなんか眼中にない。
あいつは嘘つきなんだ!

高尾「そーいやさ。今週末のインハイ予選て山吹ちゃんはくんの?」

私「私、1年だから来なくてもいいと言われてるけど行けるなら来いって言われてるから行くよ。」

高尾「そっか。なら凄いもん見れるぜきっと。」

私「それは嬉しいな。…実は緑間くんが公式戦で戦うのを見るの今回が初めて何だよね。」

今週はインハイ予選であるけどうちはシードでインハイ予選の準決勝で勝ったどちらかと当たる予定だ。

高尾「誠凛て知ってる?」

私「いや。初めて聞いたよ。」

高尾「そっか。まぁいいやじゃあバイバイ。」

高尾くんが言った誠凛にまさか帝光出身者がいるとこの時は思いもしなかった。
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