第2章 2話
プールでは何処かの団体が使用してるのか第二レーンから第五レーンまでは貸出中になっていた。
受付を済ませて更衣室で簡単に着替えを済ませ軽くシャワーを浴びた。
私はプールに行くのが久々だったためこの時までは浮かれていた。
手動のドアを引いていざ、プールサイドへ
私「あれ??」
プールへ行けば何処かで見たことのある集団が何やらストレッチをしていた。
黒子「山吹さん、桃井さんどうも。」
さっきまで水面に浮かんだいた物体が急に顔を挙げたと思えば黒子くんだった。
桃井「テツく〜ん!!ひっさしぶりー!!!」
「何だなんだ、黒子とどういう関係だこれは。」
桃井「えっーと。…何て言えばいいのかな?…テツ君の彼女です♥︎」
「「「はぁっ!!」」」
えっーと、なんだこれは。
私は1人端っこの方でさつきちゃんの暴走と誠凛一同の反応を生暖かい目で見守っていた。
桃井「決勝まで待てなくて来ちゃいました!!それとプールに来たわけです。ね、テツ君♥︎」
黒子「そーなんですか。」
相田「ちょっと何よあんた達!!こんな小娘程度に顔を赤らめて!!」
桃井「えっーと、誠凛の監督の相田リコさん胸はB。」
相田「胸関係あるか!!」
私は早く帰りたい一心で空気に潜んでいた。
桃井「楓ちゃんもおいでよ!」
さつきちゃんに呼ばれて仕方なくプールサイドを歩いて皆のいる方へ向かった。
桃井「楓ちゃんはCなんですよ〜」
相田「うるさいわ!小娘が!」
今日はきっと黒子くんに会うためにさつきちゃんが仕組んだんだろう。
ここに1人で行くのが嫌とかなんとかいう理由で。
でも、こんなに馴染めてるなら別に1人でもよかったんじゃないのかな。
黒子くんは私たちのために休憩時間を使って久々にゆっくり話しを聞いてくれた。
黒子「それで、桃井さん達は本当はどうして今日ここへ?」
桃井「えー。本当にプールだけだよ」
黒子「さっき言ってた決勝リーグですが、青峰くん達も出場決めたようですね。」
桃井「…そうだね。」
黒子「…山吹さんと約束をしましたが、桃井さんにも聞いて欲しいです。」
さつきちゃんは私の顔を見て少し驚いた顔をしたが、すぐに悟って悲しそうな顔をした。
何だかんだ1番辛そうな顔をしてたのはさつきちゃんなのに同情されると辛いな。