• テキストサイズ

【実況者】短編・中編集め【BL】

第10章 towaco×牛沢




towa「急に泣かれたって何のこっちゃ分からんやろ?ちゃんと言うてみ?」

まるで父親か兄ちゃんみたいな口調で言ってくる。
そして俺はこの際だからってなんとなく思った。

牛沢「……好きな奴ができた」
towa「うん」
牛沢「……でも全然気付いてくれない」
towa「まあ、あるわなそういうことも」
牛沢「……だから辛いんだよぉ」
towa「っだから、すぐ泣くなや!」

そう言ってまたこいつは、抱き締める腕の力を強めてくる。

牛沢「そういうとこがむかつくんだよおぉ!!!」
towa「はあ!?なんやねん人の善意に向かって!」
牛沢「だから好きになっちゃうんじゃねえかあああ!!!」

towa「!!!!」

どうとでもなれ、もうなんだっていいんだから。

towa「え…今自分、なんて?」
牛沢「うるせぇ…っ」
towa「泣いとらんでいいから、もっかいちゃんと言うて」
牛沢「…っもう言うわけねぇだろ」

振られんの分かってんだから。
こんなんだったら今日やっぱり来るんじゃなかった。
/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp