第1章 湯気×牛沢
湯毛「お酒買うてきたでー」
うっしーん家でご飯を食べようという事になって、僕ら以外の他ふたりが急遽来られんと言うことで、うっしーと僕のふたりでということになった。
湯毛「返事くらいしてーや」
男ふたりで飯なんて、アルコールが無いとやってられない。ビール缶だけの袋を下げて部屋に入る。
牛沢「………」
湯毛「寝とんのかい」
そりゃそうやわ、さっきまで仕事してんのに飯まで全部自分で作ってくれて。
湯毛「君はええ子やな」
彼の傍に座って、並べられた料理の脇に今買って来た物を袋ごと置く。
その料理たちにラップが掛かっている…ということは、
湯毛「寝る気満々やったんやな、自分」