第14章 湯毛×フジ
もう何回聞き直したか分からんけど、もう一回聞いてみる。
湯毛「な、なんて?」
フジ「もう!!!首締めて欲しいの!!!何度も言わせないで!!!」
聞き間違いではなかったようや。フジくんは変な奴ではあるけど、こんな突拍子も無いかつ意味不明なことを言うような子ではなかったはず。しかも言った本人はめっちゃ顔を赤くしとる…もはや狂気すら感じる。
湯毛「いきなりどうしたん…頭でも打ったんか…」
フジ「いやなんか…夜の営みにさ、新しい風を起こしたいなって…」
湯毛「・・・。」
今の会話の通り、僕達はそういう関係です。
馴れ初めとかはまた今度話します。
湯毛「つまりは、マンネリ化してるのをどうにかしたいって話になんのかな?」
フジ「だってゆげぽ、最近全然シてくれないんだもん」
湯毛「俺もおっさんやねん…」
本当にフジくんがどうとか彼に飽きてしまったとかではなくて、体力とかそれこそ性欲とか、今はあんまり感じなくなってきてしまっております。