第13章 テラゾー×スナザメ
テラ「…試してみる?」
その後少しだけアルコールを入れて、俺はスナザメを自宅へと招いた。
スナ「…お、お邪魔します」
テラ「どうぞ」
俺の後を少し遅れて付いてくる。
ちなみにスリッパは常に出せるようにしてある。
スナ「すごい綺麗ですね」
テラ「まあね、掃除好きだし」
今まで女性を招くこともなかったけど、こういう時のために綺麗にしてて良かったなと思う。
スナ「……」
テラ「…スナ?」
俯いて黙り込んでしまったスナザメを前に、俺は躊躇してしまう。やっぱり来たことを後悔してるんじゃないんだろうか。
テラ「やっぱ今日は……っ!」
だけど予想とは反して、スナザメは俺に抱き付いてきた。
スナ「…癒してください」
テラ「え…」
スナ「本当は…今…すごく辛くて…っ」
テラ「!」
スナザメは泣いてた。みんなの前であんなにあっけらかんとしてたのに、本当は無理してたんだってその時初めて知った。お酒のせいで彼の素が垣間見えてる。
テラ「…俺で良ければ、いくらでも」
スナザメが俺に回す腕よりも遥かに強い力で、俺は彼を抱き締め返した。ずっと触れたかった想いが溢れ出てくる。
その後は、彼の為に蓄えてきた男同士でやる知識をフル活用して、スナザメがトロトロになるまで愛してあげました。
めでたし、めでたし。