第3章 初体験//火神
…そんなつもりだったじゃねぇか…!俺!
「い、いいの!ごめんね私も、じっと見ちゃって!」
赤面した彼女がプイッとそっぽを向く。
「い、いや!真奈美は悪くねぇ!俺こそ悪りぃ!」
俺は真奈美の隣に座り、クッションで股間を隠す。
頭の中はパニック状態だった。
そんな時、日向先輩に言われた一言を思い出す。
『3ヶ月も付き合っててまだヤッてねーのかよ!そりゃお前がリードしてやんなきゃだろ!彼女にそんなこと言わす気か?!ダァホ!』
お、俺から進まなきゃ始まらねぇ…
「真奈美…」
「な、何?」
赤面した真奈美は、俺と目を合わせようとしない。
俺は真奈美の顔に手をやり、俺に向けさせる。
視線が合い、俺はゆっくりとキスをした。
深く舌を絡ませ合う。
「ん…ふ…」
唇を離すと、真奈美はトロンとした潤んだ瞳で俺を見つめる。
「悪りぃ…やっぱ、我慢できねぇ…」
俺は真奈美を抱き上げベッドに向かった。
「か、がみくん…?」
真奈美をベッドに寝かせ、上に跨る。
できるだけ、優しい口調で話しかける。
「俺…真奈美のことが好きだ。だから真奈美が嫌なら、今、そう言ってくれ。そしたら止める。もし…何も言わないなら、このまま襲っちまうぞ」
真奈美は小さい声で、口を開く。
「火神くんなら…いいよ。でも、私、初めてだから…」
「ありがとよ…。俺も初めてだから、お互いなんかあったら言い合おうな」
「…うん」
口から心臓が出るんじゃないかっていうくらい、ドキドキしている。
今まで妄想していた真奈美が、現実になる。
そう考えるだけで、頭から湯気が出そうだった。
俺は自分の上着を脱ぎ、放る。
そして真奈美の服に手をかけ、下着姿にする。
可愛いピンクのフリルがついた下着だった。
真奈美は恥ずかしそうにモジモジと胸を隠すように腕を交差させる。
「隠すなよ…」
俺は優しく真奈美の腕を取り、下着の上から柔らかい膨らみに触れる。
「…んっ…」
真奈美の可愛い声に感動しつつ、ブラのホックに手をかける。
ぎこちないながらも、外すことが出来、真奈美の可愛らしい膨らみが露わになる。
俺は我慢できず、しゃぶりついた。